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ポジテストATA20 or ATM20 と ATA50 or ATM50mm(HK-ATM-20, KH-ATM-20, HK-ATM-50, KH-ATM-50)のキットには、鉄製のドリーではなく、ISO4624/ JIS K5600-5-7 にも記載されているアルミ製のものを用意していますが、規格では「堅牢性」が求められていますので高張力アルミが採用されています。
ポジテストAT50x50mmおよびポジテストAT50mm C1583(KH-ATM50TおよびKH-ATM50C)キットには、該当する規格に準拠して精密に加工された引張軸自動調整能力のある鉄製ドリーが付属しています。
鉄製にしてもアルミニウム製にしてもドリーは、1回限りの使用で消耗品となるため、試験したドリー自体が視覚的な記録として長く保存するのに適します。
使いやすくさまざまな種類の塗膜の試験に適していると言われていますので、ポジテストATのキットには ResinLab EP11HTエポキシ接着剤(主剤と硬化剤を混ぜてからお使いいただく2液型)をお付けしています。 特殊な塗膜の場合には、より特殊な接着剤が必要になる場合があります。
どちらの機種も精度はフルスケールの±1%です。しかし、ポジテストAT-Aという完全自動モデルは、試験作業から作業者の人為的な影響を排除することで測定の一貫性を向上させています。
φ50mmのドリーは、コンクリート、木材、集成材などの基材に使用し、付着予測値が 0.3MPa~ 3.5MPa の付着力を持った塗膜を測定するために一般的に推奨されています。
φ20mmドリーは、金属に塗布された塗料や 3.5MPaを超えるような予想付着力のある塗膜の試験に推奨されます。
AT-Aのユーザーからもたらされた情報をご紹介します。
φ200mmを超えるほとんどの鋼管・パイプの内面もしくは外面の試験に問題なく適用しています。 このようなケースでは、φ20mmドリーの接着面と塗膜との間の最大の接着ギャップは0.5mmです。鋼管・パイプの径がより小さい場合、予想される塗膜の付着力に応じて、φ10mmまたはφ14mmのドリーを使用できる場合があります。φ10mmのドリーの場合、鋼管・パイプ径φ50mm、φ14mmのドリーの場合、鋼管・パイプ径はφ100mmまで適用できる可能性があります。
次のページもご参照ください。 » 鋼管・パイプ等の外面塗装の場合(参考資料)
DeFelsko社では、接着面を曲面にしたドリーの提供およびサポートは行っていません。剥離強度の計算に使用する表面積や力線の方向(不要な剪断力を発生させる)に影響を与えるだけでなく、規格自体が接着面は平らなドリーの使用を求めているからです。
ポジテストAT-Aの充電式バッテリーパック(ユーザーにおいて交換可能です)は、一回のフル充電で一般に200回以上のテストを行うことができます。なお、付属のACアダプターを使用することで、充電しながらテストを続けることもできます。
充電式バッテリーの性質上、繰り返し使用・充電を繰り返すうちに、充電容量は低下します。
直径50mmのドリーで使用する場合、PosiTest ATはプライミング圧力16psi(約0.11MPa)に達するまで準備状態にあります。プライミング圧力に到達してから、引張速度の計算と表示が開始されます。
手動のAT-Mモデルではこのプライミング圧以下の測定値を得ることが可能ですが、自動のAT-Aでは、操作者が意図的にきわめてゆっくりとプライミング圧をかけることができないため、プライミング圧以下での使用には適していません。
グラフ表示が取り入れられたAT-Aの新モデルでは、AT-Aの機械的な圧力=16psi(約0.11MPa)に達してから、使用しているドリー径に合わせて、表示および計算を行っています(φ20mm使用時には0.7MPa、φ50mm使用時には0.1MPa)が、数値のみが表示される旧モデルでは張力値は表示されますが、その値はカタログの精度範囲からは逸脱します。
ポジテストATは、強固な基材上の塗膜に適用するように設計されています。柔軟な基材は、試験の精度と再現性に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、もろい基材に塗布されたコーティング膜の付着力を測定するために ポジテストAT を使用すると、基材が破壊されてしまいコーティング膜と基材の付着強度を定量化することが困難になります。
次のページもご参照ください。 » 測定が終わらない or 途中で終わってしまう(参考資料)