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鉄は、電解液が鉄の表面の陽極と陰極をつなぐことで腐食します。このとき、腐食セルが形成され、酸化鉄が剥がれ落ちて錆となります。
錆びないようにするには、腐食セルの形成を防ぐ必要があります。鉄の腐食を防ぐ方法としては、一般的に次の2つが挙げられます。
亜鉛めっきは、加工された鋼板等の表面に亜鉛の犠牲陽極層を塗布し、防錆効果を発揮させるためのプロセスです。
このプロセスの最終段階は、以下の検査となります。
亜鉛めっきの厚さは、耐用年数、腐食防止能力、いわゆる品質に直結します。
測定対象物の大きさ、形状、個数によって、適切な試験方法が決定されます。試験方法は、破壊検査法と非破壊検査法に分類されます。
亜鉛めっきの厚さを測定するには、一般に次の4つの方法があります。
一般に亜鉛めっきの厚みを測定する最も実用的な方法は、磁気の原理を利用した非破壊検査法による膜厚測定です。この測定方法は以下の特徴を持ちます。
非破壊で測定できるため、磁気原理の膜厚計による測定方法は、亜鉛めっきの厚みを評価する最も一般的な方法となっています。
磁気原理を利用した膜厚計は、鉄系金属素地に塗布された非磁性膜を測定するために設計されています。最も一般的な磁気方式の膜厚計は、次の2つのカテゴリーに分類されます。
鉄から磁石を引き離すのに必要な強さを測定します。亜鉛が厚いほど磁石の磁力は弱くなります。校正調整が不要ですが、以下の電子式の精度には及びません。
電子回路により、磁束密度の変化を測定します。
鮮明なデジタル表示で、多彩なプローブの種類が利用できます。
基材の特性に合わせたゼロ点調整などが必要ですが、高い精度が得られます。