動画を見る

プルオフアドヒージョンテスター ポジテスト New AT-A 【 Feature of Pull-off Adhesiontester AT-A 】

準拠規格

JIS K5600-5-7, ISO 4624/16276-1, ASTM D4541-02 TYPEⅤ/D7234

装置の概要

特徴

高い操作性

  • 小型軽量…バッテリー駆動なのでラボ用としても屋外使用としても最適です。
  • 引っ張り率(Pull Rate)が表示されますので、作業者は簡単に各国際規格に定められた引っ張り率に設定・確認ができます。
  • 簡単に種々の径のドリーに交換できます。またドリー径ごとの引っ張り値の換算表は必要ありません。自動的に計算してくれます。
  • キットには測定に必要なものがすべてセットされています。

高い信頼性

  • 密閉型筐体…IP65以上の防滴・防塵性を持ちますので、屋外使用時の天候悪化にも耐えられます。
  • さまざまな角度で試験が実施できます(真横に引っ張るあるいは真下に引っ張るなど)。
  • 丈夫なキャリングケース入りです。
  • 自然故障に対して1年間保証です。
  • バネ荷重方式にありがちな測定時の大きな音や衝撃もありません。

高い精度

  • ポジテスト・アドヒージョンテスターは公的基準にトレーサブルなロードセルに対して±1%の精度で校正されています。
  • 角度を自己補正する機能を持つアルミ製ドリーは、塗膜表面が平滑でもあるいはたとえ平滑でなくても、正確な測定を実現します。
  • 高品質の精密圧力センサーは、高い精度を保持し続けます。

高い柔軟性

  • 本体のメモリー機能により、最大引っ張り値(はく離あるいは塗膜の凝集破壊値)、引っ張り率、試験時間、ドリーサイズを200回分まで記憶します。
  • データ管理ソフトPosiSoftを使用することができます(サイトよりダウンロードすることが可能)。
  • φ10mm、φ14mm、φ20mm(JIS規格の標準)、φ50mmのドリーが使用可能です。
  • 値はMpaもしくはpsi(pounds per square inch)単位で表示することが可能です。

角度自己補正機能とは

測定が失敗に終わる最大の原因の一つ

…それは荷重の芯のズレです

上部の固定部が球状関節形状になっており、それをくわえるクイック固定用のカップリング機能により、荷重の芯のズレを自己補正し、ドリーに偏った荷重がかかるのを防ぎます。これにより変動がなく滑らかにドリーに荷重を加えていくことを実現しています。

最新のASTM規格 D4541-02 について

塗膜ときには接着剤の影響でドリーの接着面は必ずしも正確に水平になるとは限りません。むしろ、塗膜表面が完全に水平ではないことの方が多いのかもしれません。しかし、プルオフ法試験ではドリー中心軸と引張方向の軸がずれると、検査結果に誤差が生じることが確認されました。
このため、ASTM規格では、軸調整機能のあるものをより高い精度が期待できる方式として、規格に追加しました。
具体的には2つの方法が規格化されました。装置そのものに軸調整機能があるものをSELF-ALIGNMENT ADHESION TESTER TYPE Ⅳ(下図左側)、さらに最新の方式として、ドリーに軸調整機能を持たせたものをSELF-ALIGNMENT ADHESION TESTER TYPE Ⅴとして規格化(下図右側)しました。
アメリカの自動車メーカーなどを中心に、アドヒージョンテスターを用いる際にSELF-ALIGNMENT機能のあるものを使用するように指示している例が増えています。

ASTM規格のTYPE Ⅳ の説明図
ASTM規格のTYPE Ⅴ の説明図

軸調整機能の重要性

以下は日本の大手通信事業会社が鉄塔などの設備の塗膜検査の精度を向上させるために行われた一連の実験をまとめて公表されたレポートの一部です。
このレポートで、軸調整機能のあるドリーは、軸調整機能のないドリーを使用した場合に比較して「標準偏差は約1/4になり、測定精度が大幅に良い」と報告されています。

  • DeFelskoプロフィール
  • 製品サイトマップを見る
  • お問合せリストをダウンロード
  • ご注文ガイドをダウンロード
  • ヒント:デジタル式をお勧めする理由
  • ガイダンス:プルオフとクロスカットどこが違う?
  • ガイダンス:付着性プルオフ法どんな試験?
  • ガイダンス:付着性の評価試験方法の全体像を見る
  • 関連商品:COTEC製クロスカットCCJ
  • 関連商品:COTEC製クロスカットCCI
  • Try & Rent 出品商品です