CurveX(カーブエックス)につないで製品や雰囲気温度(Air温度)を測定するためのプローブにも温度・固定方法など使用条件に応じて最適なプローブをご選択いただけるよう豊富なラインアップが用意されています。

熱電対（Thermocouple）は、熱起電力の直線性が良好であるため工業用として最も多く使用されているKタイプ((IEC/JIS)による)を使用しています。

＜ 熱電対 ＞

異なる2種の金属を接合して1つの回路をつくると、それぞれに発生する起電力の違いから温度に応じた電圧が発生します。この現象はゼーベック効果と呼ばれます。この現象を利用したセンサーを熱電対と呼びます。組み合わせる金属の種類と両接点の温度差に依存して電圧が生じますので、逆に電圧を測定することで温度がわかります。

クランプ型

洗たくばさみ状のクランプ部で製品をはさんで固定します。製品の材質を選ばず固定できます。ただし、製品温度の急速なあるいはわずかな変化や熱容量の小さな対象物の測定には不向きです。

マグネット型

強力なマグネットを利用して固定しますので、磁力が十分に得られる鉄製のものに利用可能です。マグネットですので着脱がきわめて容易ですが、クランプ型と同様に測定部が熱容量を持ちますので、製品温度の急速なあるいはわずかな変化や熱容量の小さな対象物の測定には不向きです。
＜注記＞プローブの破損の原因となります！
※塗膜上に固定する場合は十分にご注意ください。
電着塗料や熱可塑性の樹脂など加熱により軟化するタイプの塗膜や硬化が不十分な塗膜上に使用するとプローブが取れなくなり、無理にはずそうとすると破損する恐れがあります。

ワイヤー型
(素線タイプ)

測定部の熱容量が小さく、しかも応答速度も速いので、正確で繊細な測定が可能です。耐熱テープなどで先端を固定する必要があります。テープの粘着性や耐熱性の限界から、測定中の脱落や製品から浮いてしまうなどのトラブルもあるので注意が必要です。一般には製品温度用としても雰囲気温度用としても使用でき、比較的に安価ですので汎用的に使用されています。

リング型

脱落を完全に防ぐため、ボルト等で製品にネジ止めして使用できるように中央に穴があいているプローブです。

雰囲気温度用
(Air用)

輻射(赤外線)等の影響を抑えるために温感部は筒の中にあります。また、瞬間的な炉内の風の影響も緩和されます。筒の効果により、炉内温度の平均的な状態を代表するように緩やかな変化を示すことになります。炉内の雰囲気温度の変化を敏感に捉えたい場合には、ワイヤー型プローブを中空に垂らして炉内を通過させることをお勧めします。
＜注記＞
炉内の雰囲気温度を敏感に捉えたい場合には、ワイヤー型プローブを中空に垂らして炉内を通過させる方法をお勧めします。雰囲気温度用プローブの場合、急激な変化には追随しません。

赤外線専用

遠赤外線炉などの場合、赤外線発生体の性能低下が問題になることがあります。赤外線輻射の加熱能力を判定するために使用します。

ケーブル被覆の色やデザインは予告なく変わることがありますのでご了承ください。

ケーブル被覆の色やデザインは予告なく変わることがありますのでご了承ください。

ケーブル被覆の色やデザインは予告なく変わることがありますのでご了承ください。

• ケーブル芯材はインコネル製
• CurveX本体の温度表示はMax1,200℃です。

遠赤外線炉などの場合、赤外線発生体の性能低下が問題になることがあります。赤外線輻射の加熱能力を判定するために使用します。
輻射を最も効率的に吸収するため、受光部は黒色になっています。

製品温度を測定するものではありません。熱風対流炉の雰囲気温度に相当する赤外線炉の輻射性能を検証するためのものです。