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金属素地上の塗膜の膜厚測定には、再現性・安定性などの点で一般的にポジテクタ―200プローブよりもポジテクタ―6000プローブの使用が推奨されます。
ただし、多くの場合にポジテクタ―200でも測定できる可能性はあります。その際には、以下の点にご注意ください。
冒頭でも記しましたように金属素地上の塗膜の膜厚測定には、以下のような点でポジテクタ―6000プローブの使用が推奨されます。
トラフィックペイント、ウレタンモルタル、その他の塗膜で、骨材や粒子状物質(シリカ、石英フレーク、コンクリートなど)などが塗膜中に含まれる場合、それらがポジテクタ― 200の測定に大きな障害となります。これは、固体粒子が超音波の伝播を妨害する性質があるためで、通常、信頼性の低い膜厚測定になってしまいます。
磁気式や渦電流式の膜厚計とはやり方が異なります。ポジテクタ―200のゼロ点調整には、塗装されていない基板は必要ではありません。
プローブを空中に保持し、そのままゼロ調整を実施してください。
本プローブには、NISTまたはPTBへのトレーサビリティを示す校正証明書が付属していますが、有効期限や終了期限はありません。一般に現場での使用期間は再校正間隔の良い指標とはなりません。品質プログラムおよび再認証プログラムを持つ多くの企業・組織では、年に一度の再校正を義務づけており、これはほとんどのユーザーにとって適切な指標です。DeFelsko社では、お客様自身の経験や作業環境に基づいて校正間隔を設定することを推奨していますが、当社の製品知識、データ、および顧客からのフィードバックに基づいて検討すると、1年の校正間隔が適切であると思われます。
通常は 200-C (KH-PRB-200-C) が最も適します。200-C は素地表面の粗さをよりよく補正できるため、コンクリート上のあらゆる塗膜(たとえ薄い塗膜でも)の測定に最適です。
ただし、表面形状に比べて塗膜が比較的薄い場合には測定は難しいかもしれません。
いずれにしても、信頼性のある測定結果を得るには表面の異なる場所で複数の測定を行いその平均値によって評価する必要があります。