マルチアプリケーターの塗工性能 中粘度塗工液の超厚膜への適用 (1)
ギャップ調整機能付のマルチアプリケーターとドクターブレードタイプを使用して中粘度液による超厚膜の塗工実験をしたときの塗膜表面の写真をご紹介します。使用した塗工液は約4,500 mPa・s の塗料です。
斜めに塗膜面に光を当てると、明るい部分と陰影部分の境界線が現れます。その線の映り方で表面状態がご理解いただけると思います。走行速度はいずれも2mm/秒です。
ドクターブレードはどうしても不規則な乱れが目立ちます。
マルチアプリケーターの塗工性能 中粘度塗工液の超厚膜への適用 (2)
ギャップ調整機能付きのマルチアプリケーターとドクターブレードタイプを使用して中粘度塗工液による超厚膜の塗工実験をしたときの塗膜表面の写真をご紹介します。使用した塗工液は約600mPa・sの塗料です。
斜めに塗膜面に光を当てると、明るい部分と陰影部分の境界線が現れます。その線の映り方で表面状態がご理解いただけると思います。走行速度はいずれも5mm/秒です。
この粘度になるとドクターブレードは巻き上げが激しく適しません。粘度から考えるとバーコーターが最適ですが、この膜厚に相当するものは存在しません。