TQC 全自動フィルムアプリケーター AFA ドライングタイムレコード(乾燥性)モジュール

準拠規格

ISO9117-4:Method using a mechanical recorder

特徴

●すべてのモデルにオプションとして装着可能です。
●新規格「ISO9117-4:Method using a mechanical recorder」に適合
乾燥性に関連する規格はISO9117シリーズとして、ISO9117-1~ISO9117-6として一にまとめられました。9117シリーズは異なる方法や異なる種類の乾燥特性をカバーするものとして企画されています。具体的には、旧ISO9117 (JIS K 5600-3-3「塗膜の形成機能―硬化乾燥性」)がISO9117-1となり、旧ISO1517 (JIS K 5600-3-2 「塗膜の形成機能―表面乾燥性(バロチニ法)」)がISO9117-2となり、旧ISO4622 (JIS K 5600-3-5 「塗膜の形成機能―耐圧着性」)がISO9117-3、旧ISO3678 (JIS K 5600-3-6 「塗膜の形成機能―不粘着乾燥性」)がISO9117-6となりました。
ISOの委員によれば、『この規格の整理に伴い、品質管理精度のさらなる向上の必要性が確認され、新たにISO917-4が制定されました。本規格は以前の直線乾燥時間基準を採用し、21世紀における塗膜の品質管理において最適な規格となるように編集されたもの』と位置づけられています。
●試験精度の向上
自動塗工機にオプションとして乾燥時間測定用の針をつけることにより、塗工から乾燥時間測定の試験がスムーズに行えます。
●ヒートバキュームモデルにも装着可能
ヒートバキューム専用モデルに装着した場合は、加温と乾燥の関係も確認できます。

補足:ISO9117-4における乾燥時間を測定する方法

ISO9117-4には、乾燥時間を測定する方法として、直線型試験器と円形型試験器が記されていますが、複数の先端針を装備することができることから直線型試験器が一般的です。直線型試験器はおよそ300mm×25mm幅のガラスプレート上に試料を塗工して、針の先端を置き、任意の速度を選択して針をガラスプレート上で直線に走行させ、乾燥の段階を測定する方法です。
6、12、24時間の速度から選択できるようにし、試験環境は他に協定がない限り、温度23℃±2℃、相対湿度で行うことが規定されています。

直線型試験機による典型的な試験結果
(1から始まり、2:指触乾燥、3:トラックフリー、4:硬化乾燥、5:完全乾燥)

仕様

  • 設定時間:1分~48時間
  • 経過時間確認機能:測定針を任意の場所に持っていくと、そのポイントの経過時間が表示される
    どの経過時間にどの乾燥段階に移ったかを確認することができます
  • 最大試験長:350mm
  • 最大トラック(レーン数):8
  • 針圧:3.5g(0.03N)/1つ当たり
  • 針直径:2mm
  • ウェイト:5g/個
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