公表している断熱ボックスの耐熱性能は一般的な風速の熱風循環炉に基づくものです。熱伝達の速い高風速炉の場合は使用可能時間を短めに考える必要があります。
加熱能力の違いを加味して使用時間を決めないと、熱緩衝吸収材やデータロガーCURVE-Xの過熱を引き起こし、最悪の場合故障する恐れがあります。
エネルギー密度の違い
例えば炉内温度300℃で風速1m/秒の場合のエネルギー密度は5kW/m2以下ですが、同じ温度でも風速が10m/秒になるとエネルギー密度は10~12kW/m2になると言われます。炉内温度が400℃になると風速1m/秒の場合のエネルギー密度は5~7kW/m2程度ですが、同じ温度でも風速が10m/秒になるとエネルギー密度は15kW/m2程度になると言われます。
それだけ風速の影響を考慮しなくてはなりません。
※高風速対策についてのご提案も用意しております。下項の『炉の条件ご記入シート』にご記入の上ご相談ください。
『炉の条件ご記入シート』ご記入のお願い
製品の性格上、ご使用の炉の条件から適する耐熱性能の断熱システムを採用することがたいへん重要になります。
メーカーより、『炉の条件ご記入シート』にご記入いただき、それを踏まえてシステム内容や価格のご案内をするように指示を受けております。
お手数ですが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。