TQC くし型ウェット膜厚計
ガイダンス:くし形ウェットフィルム膜厚計(Comb gauge) JIS K5600-1-7(ISO2808)
1. 膜厚計の概要
2. 手順
- (1)膜厚計を測定作業中にズレないように、そして素地に垂直に達するように塗膜中に当てます。
- (2)膜厚計を塗膜から外して、塗膜に触れている最も短い歯がどれかを調べます。
- (3)最後に触れた歯と最初に触れなくなった歯の間にある数値を読み取ります。
- (4)塗装領域全体の代表する結果を得るためには、同じ手順で異なる場所で、少なくとも2回以上繰り返します。
ガイダンス:くし形ウェットフィルム膜厚計(Comb gauge) JIS K5600-1-7(ISO2808)
〈補足〉くし形ウェット膜厚計について(ロータリ式と比較した場合の長所と短所)
長所は塗膜に接する面積が最小限で済むことです。短所としては、測定精度があいまいな方法であることです。測定値は膜厚計の刻みのピッチに依存するため、JIS本文中の「表1 膜厚の測定方法」では精度についての記載がありません。その備考欄には、『おおよその目安を与える』と記載されています。
準拠規格
ISO 2808-1A, JIS K 5600-1-7, NF T30-125, US NAVY PPI 63101-000, US NAVY NSI 009-32
ASTM D 4414-A, AS/NZS 1580.107.3,
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コードNo. | 測定範囲 | 各辺の目盛 | 一辺の長さ |
---|---|---|---|
KT-SP4000 | 20~370μm | (1)20、30、40、50 (2)60、70、80、90 (3)100、110、120、130 (4)150、170、190、210 (5)230、250、270、290 (6)310、330、350、370 |
約30mm |
KT-SP4010 | 25~2,000μm | (1)25、50、75、100、125、150 (2)175、200、225、250、275、300 (3)350、400、450、500、550、600 (4)650、700、750、800、850、900 (5)950、1000、1100、1200、1300、1400 (6)1500、1600、1700、1800、1900、2000 |
約45mm |
KT-SP4020 | 50μm~10mm (10,000μm) |
(1)50、100、150、200、250、300、350、400、450 (2)500、550、600、650、700、750、800、850、900 (3)1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800 (4)1900、2000、2100、2200、2300、2400、2500、2600、2700 (5)2800、2900、3000、3100、3200、3300、3400、3500、3600 (6)3700、3800、3900、4000、4100、4200、4300、4400、4500 (7)4600、4700、4800、4900、5000、5100、5200、5300、5400 (8)5500、6000、6500、7000、7500、8000、8500、9000、10000 |
約45mm (8角形) |
大きさと重さ | KT-SP4000 : 約58×50×1mm厚。約16g KT-SP4010 : 約90×78×1mm厚。約36g KT-SP4020 : 約109×109×1mm厚。約66g |
校正証明書
購入時に添付 | 別途費用で添付 | |
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校正証明書/Certificate of Calibration | ― | ― |
検査成績書/Certificate of Test | ― | ― |