
COTECの思いと決断
世のカンテラとなる・・・それが私たちの願いです。
2017年度の売り上げを分析すると、お客様のニーズが多様化するとともに、そのニーズが短い周期で変化していることがわかります。
社会のあるいはものづくりの課題も刻々と変化し、それに伴い検査機器や検査規格も近年になく新規・更新が繰り返されています。
残念なことに、変更・更新の提案の発信源は、日本ではなく、ヨーロッパやアジアの諸国が主体になってきています。
新たな検査規格の誕生や更新は、「信頼」に対する社会の考え方の変化の投影です。
その提案の主体が、日本ではなくなっていることに、不安と寂しさを感じます。
とはいえ、めまぐるしく変わる検査規格や検査測定器を、タイムリーにご紹介しその運用方法を正しくお伝えすることが、今のCOTECにできる最も重要なことです。
AI や IT の進歩に伴い、便利になる一方で、COTECの仕事も大きく変質しています。
知識と記憶偏重の作業主体の仕事から、方向を見出しアイデアを出し合う知恵と独創性が要求される仕事に変わりました。
たしかに、忙しいです。しかし、こなすだけでは、今のものづくりの世界が直面する課題にお応えすることはできなくなりました。
お叱りを受けたとしても、こなすための手を休め、自分たちのミッションを見つめ直し
「がんばる」方向を軌道修正する時間と「考え方」を共有するための時間を計画的に持つことが、どうしても必要になっている・・・と思い至りました。
ご迷惑をおかけいたしますが、社員全員が水曜日の午後に、自分たちの「考え方」を問い、軌道修正し、正しい情報発信を実現するための時間をいただきたいと思います。
ご高配の程よろしくお願いいたします。
2018年4月1日
コーテック株式会社
代表取締役 楯 恒夫