(1) 高速にしたらアプリケーターが走行しなくなったのですが、どうしてですか？

高い精度で走行速度を制御し、加えて走行中の速度も均一にするため、小型で高性能の精密ステッピングモーターが使用されています。
このステッピングモーターは速度が速くなるにつれて、トルクが徐々に細っていくという特性を持っています。
機械的には設定が可能でも、アプリケーターの重量や塗工液の粘度等により使用できる最高速が異なります。
移動速度は2～500mm/秒とご案内では記載していますが、これを超えて設定することも可能です。しかし実際の最高速はモーターにかかる負荷により異なります。

(2) 推奨される純正品以外のアプリケーターは使用できないのですか？

高い精度で走行速度を制御し、加えて走行中の速度も均一化するため、使用するアプリケーターが底板やチャート紙上を滑りながら走行する接触面の粗度管理を厳密にしています。
アプリケーターの接触面の粗度管理精度が低い場合には、走行のバラツキを招くばかりでなく、過負荷による全自動フィルムアプリケーターの故障の原因ともなりかねません。推奨されている純正品のご使用を強くお勧めしてます。

(3) スパイラルバーコーターを使用しているが、最近になってバーコーターが走行中に回転するようになったのはどうしてですか？

スパイラルバーコーターを押さえているラバーに油や塗工液などが付着して、滑りやすくなっていると思われます。
ウェットタイプのティッシュペーパーなどで異物をよく拭き取ってください。
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(4)手ばさみ防止機能が働くときと働かないときがあるのはなぜですか？

常停止機能はバーコーター解放用リフターとアプリケーターツールキャリアの間に手が挟まれることを防ぐためのものです。
あくまで補助機能ですべてのケースにおいて手や指が挟まれることを防げるものではありません。
走行距離の設定をA3にした場合とA4にした場合とでは、手を検知するセンサーが異なります。
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