TQC 船体表面粗さ計/ハルゲージ/Hull Roughness Gauge
世界のスタンダード機
2012年にSMM Hamburg 国際海事技術展示&発表会において英国BSRA(現BMT社)が基本コンセプトを公開し世界的にその必要性が認知された船体粗度計の正統な量産機として主催者により紹介され、さらに2014年にはNACE(防食技術者協会)の防錆部門の年間アワードにノミネートされました。オリジナルの設計思想を忠実に受け継ぎながらもエレクトロニクスと情報処理技術とを融合させ進化させたのが、このTQCハルゲージ(船体表面粗さ計)DC9000 …ぜひECO-SHIPの普及と航行コスト&CO2削減にご活用ください。
主な特徴
水と接する船体表面粗さが120μmから280μmに増大すると燃費は約5%低下すると国際会議で報告されたように、船体表面の管理は新旧船を問わずECO-SHIPの理念を実現するきわめて現実的なアプローチとなっています。
通常はRt(50)パラメータを用い、その部位のMHR値(平均船体表面粗さ)を算出し、最終的にAHR(全体平均船体表面粗さ)により
その船の航行効率を評価します。
また、最新モデルは日本の要求に合わせて針の押圧を弱くしました。
主な仕様
- ジョグダイヤルによる直観的操作
- 測定時刻とともに統計データを保存
- 記憶容量:10,000点超
120×MHR値×8バッチ - 測定粗さ範囲:0~3,000μm
- PCへの出力及びエクセルでの管理も可
- 走行距離:1~99mm任意(標準50mm)
- 大きさ
走行センサ部:205×80×40mm 630g
制御部 :200×115×40mm 350g