TQC サグテスター(たるみ性試験用フィルムアプリケーター)
準拠規格
ASTM D4400, ASTM D2801
使い方
JIS K5551 では『たるみ性』の試験として規定されています。
- ①水平で平らな台(ガラスプレートなど)の上にテストチャート紙を置きます。チャートは200×150mm程度が想定されています。
- ②サグテスターを置きます。
- ③規定の粘度にした試料(塗料)をサグテスターの直前に供します。
- ④サグテスターの両端をそれぞれ両方の指で軽く下に押し付けながら、手前に均等な速さで一気に引きます。引き速度は150mmを1秒で引き終わる程度が目安です。
- ⑤引き終わったら直ちに塗膜の厚い方を下にして、塗膜の軌跡が水平になる向きで、テストチャートを垂直に立てます。
- ⑥規定されている時間保持して、塗料の流れ(たるみ)の状態を調べます(塗り始めと塗り終わりの10mmずつは観察の対象としません)。すきまの無塗装部に流れ込みがないときは『たるみがない』と評価します。
ギャップと膜厚の関係について
アプリケーターの移動速度やコーティング材の流れ性にもよりますが、物理的な要因によりアプリケーターのすき間ギャップとウェット膜厚は一致しません。多くの場合ウェット膜厚はギャップのクリアランスの40~80%になります。
一般的に乾燥膜厚は溶剤や水分の蒸発等によりウェット膜厚よりさらに薄くなります。
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モデル名称 | ギャップ(溝深さ) | 商品コードNo. |
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TQC サグテスター標準 (レべリング試験兼用) |
サグ(たるみ):300, 275, 250, 225, 200, 175, 150, 125, 100, 75 µm レべリング:0.25, 0.5, 1, 2, 4 mm |
KT-VF2246 |
TQC サグテスター厚膜 (レべリング試験兼用) |
サグ(たるみ):475, 450, 425, 400, 375, 350, 325, 300, 275, 250 µm レべリング:0.25, 0.5, 1, 2, 4 mm |
KT-VF2247 |
- 材質:ステンレス
- ギャップ精度:誤差3μm以内
- テスター外形寸法:100×31×15mm
- ギャップ幅(溝幅) サグ:6mm、レべリング:1.8mm
校正証明書
購入時に添付 | 別途費用で添付 | |
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校正証明書/Certificate of Calibration | ― | ― |
検査成績書/Certificate of Test | ― | ― |