クランプ機能―チャート(基材)の自動固定機能

チャートや基材などの被塗工物を固定するための3つの方法

アプリケーターで塗工する際には、被塗工物である基材やチャートを固定する必要があります。
固定方法には次の3つの方法があります。

クランプ方式
チャートや基材の上端をはさんで固定します
長所: 固定が確実です
短所: 極端に小さな対象物は難しい
基材がちぎれやすいものは難しい
多孔板によるバキューム吸着
多数のバキューム孔で基材全体を吸着します
長所: 基材全体で吸引する
孔をマスキングすることで小さなものも固定できます
短所: 粗面だと吸着しない
空気が抜ける素材だと吸着しない
薄く軟らかいものだと吸引孔で凹む

詳細は『バキュームモデルについて』をご参照ください

ダブルチャンネルによるバキューム吸着
A3版の周辺部のみで吸着します
長所: 吸引孔で凹む基材が対象
短所: 周囲溝で固定できる大きさのものだけが対象となるため適用範囲が限定される

この溝部だけが吸引部となります

詳細は『バキュームモデルについて』をご参照ください

モデルと固定方法

モデル名 使用できるテーブル(底板) クランプによる固定 バキュームテーブル使用時の
バキュームエリアの選択
A4⇔A3の切替
ガラステーブル バキュームテーブル
(多孔板)
ダブルチャンネル
バキュームテーブル
ガラステーブル専用モデル × ×
バキューム専用モデル × ×
マルチベースユニット ※1
ヒートバキュームモデル × × × ×※2
  • 1:マルチベースユニット+任意のテーブルの組み合わせの場合は、バキューム使用時もクランプ機能が作動し併用して固定します。
  • 2:ヒートバキュームではバキュームエリアは常にA3サイズとなります。詳細は『ヒートバキュームモデルについて』をご参照ください。

動画のご紹介

クランプ機構によりチャートを固定する様子を動画でご覧いただけます