ブラスト粗さ テープ転写 どう使うの?

対象規格

JIS Z0312-7(表面粗さの試験方法 f)テープ転写法), ISO 8503-5

レプリカテープ

弾力がなく、押しつぶしやすく可塑性があります。微細気泡からなる薄板状の発泡体で、測定対象のブラスト処理面よりも少し厚めのテープを用います。片面に基板としての硬質の薄いフィルムが張ってあり、その中央部は透明になっています。

用意するもの

  1. ① レプリカテープ
  2. ② こすりつけ棒
  3. ③ マイクロメーター

測定手順

  1. (1) レプリカテープの裏側(発泡体面)の紙をはがし、ブラスト面に貼り付けます。
  2. (2) 中央部の透明部が黒っぽくなるまで、こすりつけ棒でブラスト面にこすり付けます。
    (ブラスト面のピークのいくつかが発泡体を貫通して硬質の基板直下に達した状態=透明窓にピークが達して黒い点として見える)
  3. (3) テープをはずし、中央の透明部の厚みをマイクロメーターで計ります。
  4. (4) 全体の厚さから既知の基板の厚さを引いて、素地の最大粗さ(Peak-to-valley height)を求めます。
測定手順
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