校正証明書発行対象機器

TQC 炉内温度測定記録用データロガー CURVE-X2 (カーブエックス・ツー) の使い方と特徴

準拠規格

QUALICOAT、日米欧各自動車メーカー社内規格、Akzonobel社など日米欧各塗料メーカー推奨など

こんな温度分布になっていませんか?

実際にあった例1

炉の循環不良と開口部からの熱損失が大きくなり、炉の温度保持ができなくなっていました。ところが、炉の中央部にしか炉温監視用熱電対がなかったため、異常を検知できませんでした。

実際にあった例2

エレベーションが不十分な炉で、循環不良を起こしたため、下層に外部の冷えた空気が流入していました。3つの炉温監視用熱電対を設置していたのですが、設置高さが中央付近だったため、異常を検知できませんでした。

塗膜品質の管理のためには炉内温度の把握はどうしても不可欠なのです

CURVE-X2 (カーブエックス・ツー) の使い方

計測結果はデータロガー本体の液晶表示画面でも確認できますが添付ソフト(Ideal Finish日本語対応版)にダウンロードして豊富な自動分析機能を活用するのが便利です。

CURVE-X2 (カーブエックス・ツー) の特徴

測ったその場でデータの確認

CURVE-X2の仕様概要

測定温度範囲:-50℃~1200℃/-58°F~2192°F炉内で計測する際の温度条件については断熱ボックスの耐熱曲線(P32)をご参照ください。

  • 精度:±0.3℃ / 0.6°F
  • 分解能(最少表示単位):0.1℃ / 0.2°F
  • 熱電対のタイプ:K熱電対(NiCrNi:Typical Mini-K)
  • 測定点数(接続可能プローブ数):6点(ただしオプション装着で最大12点まで可)
  • 本体使用可能環境温度:0℃~60℃ / 0°F~140°F
  • 計測インターバル:1秒ごと~最大59分ごと
  • トータルメモリー:253,000データポイント
  • 電池タイプ:アルカリ単3電池(1.5V AA)×3本
  • 電池寿命参考値:連続使用時1,200時間、スタンバイ時10,000時間
  • 大きさ:(H)30mm×(L)105mm×(W)85mm
  • 質量:約250g
  • 表示部:128×64液晶
  • パソコンとのデータインターフェース:USB

※ デバイス単体での理論上の精度です。精度はご使用状況などによって異なります。

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