断熱層に蓄積された熱が徐々に断熱ボックス内に放熱されます。断熱ボックスの外側は冷えたようでも、内部は逆に温度が上がり続けます。計測後は速やかに断熱ボックスからデータロガーと熱緩衝吸収材を取り出してください。

断熱ボックス内に熱気が浸入すると熱緩衝吸収材の損傷やデータロガーCURVE-Xの故障につながる恐れがあります。
蓋を開けて放熱させないと断熱ボックス内の温度は上昇を続けます

断熱ボックスの必要耐熱性能は…炉から出るまでではなく、データロガーを取り出すまでの時間により決めてください
こんな事例がありました。
計測後、断熱ボックスの表面はとても熱いので作業デスクの上に置いて冷やそうとした。
しかし、急用ができたので、そのまま放置してしまった。
3時間後に戻ってきて、蓋を開けてみたら、データロガーが動作しなくなっていた…この事例では故障により修理となりました。