『10ブロックス』と『1ビッグブロック』の特徴の違いをご理解いただくことが重要です。
1.『10ブロックス』と『1ビッグブロック』の違い
メモリー領域をどのように区分して使うかを決めるのが、記録設定(LOGGER SETTINGS)のメニュー項目のLog Blocks(記録区分)です。
1回の計測で全領域の253,000データポイントを使用できるようにするのが 1 big LOG block です。
使用領域が広大である反面、1回の計測ごとに上書きになってしまいますので、計測ごとにデータをPCにダウンロードさせる必要があります。
10 LOG blocks は全領域10等分して1回ごとの計測に割り当てますので、1回の計測で使用できるメモリー数は自動的に25,300に限定されます。
計測ごとに1つずつBlockを変えながら10回まで上書きされることなく計測できます。11回目は最初のBlockを上書きして使用します。
10 LOG blocks
253,000データポイントを10等分して、1回の計測で1つのブロックごとに使用します
10回目の計測までデータは上書きされず別々のブロックに格納されます。
1回の計測で使用できるのは25,300データまでで、それ以上になるとデータロガーは自動的にOFFになります。
1 big LOG block
1回の計測に253,000データポイント全領域が割り当てられます。
計測のつどデータは上書きされます。
●メモリーのブロックの使用モードの変更方法
10 LOG blocks と 1 big LOG block の切替え方法
データロガー本体のMENU画面から以下の手順で変更が可能です。
2.『10ブロックス』にした場合にはメモリーオーバーにご注意ください
10 LOG blocks は全領域10等分して1回ごとの計測に割り当てますので、1回の計測で使用できるメモリー数は自動的に25,300に限定されます。
測定間隔を1秒ごとにして、6つのセンサーを使用して測定した場合、約70分でメモリー数は限界に達し、超えるとメモリーオーバーとなり、データロガーは計測中でも自動シャットオフ機能が働き、計測が失敗したことをユーザーに知らせます。
例えば計測間隔を1秒から2秒に変更すると、メモリーの消費ペースは半分になります。
●計測間隔(Interval) の変更方法
データロガー本体のMENU画面から以下の手順で変更が可能です。