TQC プレート型カッターガイド 『クロスカットマルチガイド』
準拠規格
ISO 2003, ASTM D3359
ご注意ください
付着性試験のクロスカット法で、きわめて重要なポイントは、カッター刃が塗膜と素地に対して垂直に当たることです。ガイドの役目は、単に『等間隔で切り込める』というだけのものではありません。
当社の実験でも、垂直に切り込んだ場合と、斜めになった場合では、まったく異なる評価結果になりました。
CCJ-やCCI-シリーズのクロスカットガイドは、開発当初においてJISの委員と検討を重ね、カッター刃が塗膜・素地に対して垂直に当たるようにすることに主眼を置いて開発・設計されたものです。試験結果の信頼性が評価され、自動車、造船、家電、精密機器、公共工事など多方面で累計30万個を超えるご採用をいただいています。
カッターが垂直に当たらないとまったく異なる試験結果になりますので、ご注意ください。
一方で薄膜の場合には、カッターが斜めに当たることの影響は軽微になります。当社の実験では15μm以下では、ほとんど影響が見られなくなりました。このような場合にはプレート型ガイドをご採用になられても問題は生じないと考えられます。
ただし、もろい塗膜の場合には、ワレの生じ方に変化が生じますので、やはり垂直に当たることが求められると考えられます。
特徴
- クロスカットガイド部
1mm間隔×6本(25マス)、2mm間隔×6本(25マス)、3mm間隔×6本(25マス) - ウェットフィルム膜厚計側部
50~160μm(10μm刻み) - Xカットガイド部
材質:ステンレス 大きさ:100×55mm
お願い
11本試験=100マス試験に流用されることはお控えください。
スリットの数により1mm間隔で11本の切込みを行なうことも可能です。しかしながら、1mm間隔で11本の切込みを規定したJIS K5400では明確にカッターが塗膜・素地に対して垂直に規制されることを重要視しています。
TQCでも設計・製造に当たりJIS K5400を理解・認識したものではなくASTM規格を意識したものであると明言しています。また、過去の試験評価実績と異なる結果になる可能性が大きいですのでご注意ください。
ご注文&価格のお問い合わせは…
品名 | セット内容 | コードNo. |
---|---|---|
TQC クロスカットマルチガイド | プレート型ガイド、ISOテープ、 カッター、ハードケース |
KT-SP3000 |
※付属テープは KT-SP3007を1巻です
●スペア品
品名 | コードNo. |
---|---|
ISO付着テープ 11m 3巻セット |
KT-SP3010 |
ISO付着テープ 66m 1巻 | KT-SP3209 |
校正証明書
購入時に添付 | 別途費用で添付 | |
---|---|---|
校正証明書/Certificate of Calibration | ― | ― |
検査成績書/Certificate of Test | ― | ― |